注文住宅の照明計画、設計段階で決めておけばよかったこと

折り上げ天井 間接照明 リビング 実例

照明は、家が完成してから後悔が出やすい部分だと、建築士の夫に言われていました

実際に2年半住んでみて、「ここは早めに考えておけばよかった」と感じた場所がいくつかあります

目次

照明計画で「決めておけばよかった」と感じた2つのこと

ダウンライトのランプ交換問題——新築でよく起きる落とし穴

最近の住宅でよく見かけるのが、ダウンライトをLED一体型にするケース
ランプ(電球)の交換ができないため、照明器具ごと交換が必要になります

新築で建てると、家中の照明を同じ時期に取り付けます
そうすると寿命も同じ時期にやってきて、一度に大量の器具を交換することになります
工事費と器具代が重なると、それなりのコストになります

我が家では基本的にランプ交換ができるタイプを選んでいましたが、例外が1か所あります
玄関のウォールウォッシャーのダウンライトです
設置スペースの幅が小さく、小型タイプしか入らなかったため、ランプ交換不可の一体型になってしまいました
これだけは、将来器具ごと交換するしかないと思っています

折り上げ天井 間接照明 リビング 実例

パウダールームの間接照明、2つの誤算

我が家は全室2,700K (ケルビン)以下の電球色で統一しています
温かみのある光が好きで、夫とも相談しながら決めた色温度です

ただ、パウダールームの間接照明については失敗だったかもしれないと感じています
理由は2つあります

折り上げ天井 間接照明 リビング 実例

1つ目は、化粧をするときに電球色では色がわかりづらく感じること
メイクをするときは昼白色に近い、白っぽい光のほうが正確に色が見えます
パウダールームで化粧をするので、この点は設計時に想定が足りませんでした

2つ目は、明るさの調整ができないこと
普段は、あそこまでの明るさは必要ないと感じています
調光スイッチを入れておけばよかった、と後悔しています
睡眠中にトイレに起きた時、とても眩しく感じるので他の照明を使っています

化粧するときの照明をどうにかしたくて、最近は化粧台に置ける昼白色のLEDライトを探しています
コンセントを挿すだけで使えるものなら、後から追加しやすくておすすめです


設計前に確認しておきたい3つの判断ポイント

ランプを交換できる器具かどうかを確認する

照明器具を選ぶとき、「ランプを自分で交換できるタイプか」は確認しておくと安心です
E26やE17などの口金がある照明器具であれば、電球が切れたときにランプだけ購入して自分で取り替えられます

LED一体型は電球が内蔵されているため器具ごと交換が必要になります
ランプが交換できるタイプなら、気に入った器具をずっと使い続けられます


調光スイッチをどこに入れるかは設計段階に決める

調光対応スイッチは、照明器具と一緒に設計段階で確定させる必要があります
後から「ここも調光にしたい」と思っても、電気工事が必要になるため簡単ではありません

パウダールームや寝室、映画を観ることが多いリビングなど「時間帯によって使い方が変わる場所」は特に検討をおすすめします

人感センサーの採用場所は生活スタイルで決まる

「トイレは人感センサーにする」とよく聞きます
ただ、我が家の2か所あるトイレはどちらも採用しませんでした
長めに過ごすときにセンサーが切れてしまうのが気になるという理由からです

一方、採用して正解だったのが玄関・廊下・ウォークインクローゼットです
夜、自動でついてくれるのはとても便利で、WICは常に立って動いている場所なので勝手に切れることもなく快適です

どこに採用するかは家族の生活スタイルや間取りによって変わります
設計段階で「どのシーンで照明を使うか」を担当者に伝えながら決めていくといいと思います

我が家が「正解だった」と思う照明の選択

リビングの天井にダウンライトをつけなかった

2階リビングの高天井 (船底天井) には、照明器具を一切取り付けていません
照明はすべて、壁面に配置した間接照明とスタンドライトで対応しています

その結果、天井のラインがすっきりとして清潔感があります
「照明をつけない天井」を選ぶには、設計段階にその分の明るさを別の場所で確保する計画が必要です
夫と一緒に光の配置を考えましたが、これは正解だったと感じています

将来のためにコンセントを先に仕込んだ場所

「ここに照明スタンドを置きたい」と思っていた場所には、設計段階でコンセントを仕込んでおきました
近くに別のコンセントもありましたが、スタンドライト専用のポジションとして位置を決めて用意しておいたのです

後から「やはりここに置きたい」と思ったときにすぐ対応できるのは、計画的に準備しておいたおかげです
照明スタンドはコンセントを挿すだけで使えるものが多いので、「将来置くかもしれない場所」には設計段階でコンセントを仕込んでおくのをおすすめします


キッチンのペンダントライトは日本メーカーから選んだ

キッチン上部のペンダントライトは、有名な輸入照明ブランドではなく日本のメーカーから選びました
デザイン性の高いブランド照明は光の広がり方も美しいですが、コスト面では日本メーカーに分があります

日本のメーカーのカタログをほぼすべて見た中から、形がシンプルで主張しすぎないものを選びました
「空間の主役になりすぎない照明を選ぶ」というのが我が家の基準です

間接照明があると、映画を見るときが快適です

部屋を暗くして大画面で映画を観るとき、天井照明をすべて消すと移動のときに困ります
かといって照明をつけると、画面に光が反射して見づらくなることがあります

間接照明があると、この問題がほぼ解決します
壁面に向けて当てている光は画面に映り込まず、空間に自然な明るさだけが残ります
映画のために照明を計画したわけではないですが、結果としてとても快適な環境になりました

折り上げ天井 間接照明 リビング 実例

Momoと過ごす夜と、調光照明のありがたさ

チワワのMomoは、夜は寝室で一緒に過ごすことが多いです
就寝前は壁掛けテレビを見ながらゆっくり過ごすのが我が家のルーチンになっています

そのとき活躍しているのが、寝室の調光照明です
照明を暗めに絞ると、部屋全体の空気が落ち着いて、Momoも一緒にリラックスして過ごしています

明るい照明が必要な時間帯と、落ち着いた光で過ごしたい時間帯が混在する部屋こそ、調光対応を入れておくと生活の質が変わります
設計段階ではなかなかイメージしにくいかもしれませんが、「夜にどう過ごすか」を想像しながら計画するのをおすすめします

まとめ

照明計画は、完成後に手を加えにくいからこそ、設計段階で細かく考えておきたい部分です
後悔したところも正解だったところも、ほぼすべて「設計のタイミングに決めたこと」が結果に出ています
建てる前の方は、ぜひ参考にしてみてください

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