※本記事にはプロモーションが含まれます。
「注文住宅を建てたい」と思って調べ始めると、「あれ、思ったより自由じゃない?」と感じることはないでしょうか。実は私も家づくりを進める中でその疑問にぶつかりました。「注文住宅」という言葉の意味、ハウスメーカーによって大きく使い方が違うんです
「注文住宅」と言いながら、選べる範囲が決まっているってどういうこと?
規格の組み合わせを「注文住宅」と呼ぶ会社がある
注文住宅を謳っているハウスメーカーや工務店は、大手から地域の工務店まで数多くあります。でも実際に話を聞きに行くと、「このプランから選んでください」「この外壁の種類から選んでください」という流れになることが多いと気づきます
これは「選択肢の組み合わせを自由に選べる」という意味での注文住宅です。確かに完全な既製品ではなく、ある程度の選択肢があります。でも、「自分が思い描いていたものが選択肢に入っていない」となったとき、「それはできません」と言われることがあります
つまり、「会社が用意した範囲の中での注文」なんです
本当の注文住宅と何が違うのか
夫(1級建築士)の言葉を借りると、「本当の注文住宅は、やったことがないことも一緒に考えてくれる会社のこと」だそうです
設計段階で「これをやりたいけど、今まで事例がない」という要望が出てきたとき、「それはうちの標準仕様にないのでできません」と言うのか、「やったことはないけど一緒に検討してみましょう」と言うのか——この違いが、本当の意味での注文住宅を実現できるかどうかを大きく左右します
私たちが「本当の注文住宅」を実現するために粘った話
キッチン3.8m——日本の大手キッチンメーカーをほぼすべて当たった
我が家のキッチンは幅3.8メートルあります。海外の住宅では珍しくないサイズですが、日本の大手キッチンメーカーに問い合わせたところ、対応できると答えたのはほぼ1社だけでした
夫と北洲の営業担当が一緒になってメーカーと交渉し、最終的にタカラスタンダードで実現できました。完成した天板は継ぎ目も全くわからない仕上がりで、今でも見るたびに「諦めなくてよかった」と思います
途中まで「IKEAのキッチンを採用するしかないかも」とも思っていました。でもIKEAには、新築採用における部材の入手タイミングの不確かさや、施工精度の問題があることがわかって。最終的には日本のメーカーで実現できて、安心しました
目地なし外壁——「日本では当然」とされていることを変えること
外壁の話もそうでした。私は海外の住宅のようなシンプルでスッキリした外観が好きで、外壁の「目地」がない家にしたかったんです
日本ではサイディングや吹付け外壁に目地を入れるのが「常識」とされています。割れ防止・防水のためというのが理由ですが、目地があると外観にどうしても線が入ってしまう
このリクエストも、ドイツのアルセコという外壁工法で実現できました。外断熱+外壁材の組み合わせで目地なしが可能な工法で、ボリューム感のある仕上がりになっています。「やったことがないから難しい」と言われ続けながら、一緒に解決策を考えてもらえたからこそ実現できたことでした
ハウスメーカー選びで確認したいこと
「できないこと」を最初に聞く
ハウスメーカー選びでは、「できること」を聞くよりも「できないこと」を最初に確認することをおすすめします
「この外壁材は使えますか」「このサイズのキッチンは対応できますか」「天井を張らないデザインは可能ですか」——こうした具体的な質問への答え方に、その会社の設計の自由度が正直に出てきます
「標準仕様にないのでできません」という回答が多いなら、それは「選択肢の組み合わせ型」の注文住宅に近い会社です。「難しいですが検討してみます」「過去に事例があります」という回答が返ってくる会社の方が、本当の意味での注文住宅に近い対応をしてくれる可能性が高いです
「過去に実現した珍しい事例」を確認する
もう一つ有効な確認方法が、「今まで普通とは違う要望を実現した事例はありますか」と聞くことです
「別のメーカーと協議が必要だったけど、こういう納まりを実現した」「標準サイズにないキッチンを特注で実現した」——こういった事例を持っているかどうかが、自由度の指標になります
事例集や展示場では「見映えの良い標準仕様」が中心になりがちですが、「変わった要望に対してどう対応したか」の実績こそが、自分たちの要望が通るかどうかの判断材料になります
本当の注文住宅を実現するための第一歩
まず複数社の考え方を比べてみる
家づくりを始めたばかりの段階では、各社のスタンスの違いがわかりにくいと思います。展示場に行くと雰囲気に圧倒されてしまったり、営業の話に引き込まれてしまうこともありますよね
そういうときは、まず資料請求から始めて各社の設計思想を文書で比較してみることをおすすめします。実際に会って話を聞く前に「この会社はどんな家を得意としているか」の大まかな傾向をつかんでおくと、展示場でのヒアリングがずっと具体的になります
まとめ
「注文住宅」という言葉は、会社によって意味が大きく違います。選択肢の組み合わせを注文と呼ぶ会社もあれば、要望ゼロから一緒に考えてくれる会社もある
本当に望む家を実現したいなら、「できないこと」を聞く・「珍しい事例」の有無を確認する、という視点でハウスメーカーを比べてみてください。最初の資料請求の段階から、各社のスタンスの違いが透けて見えてくると思います

コメント