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間接照明って、テープライトを貼れば完成、だと思っていたんですが、それだけじゃなかったんです
建築士の夫が設計した我が家には、間接照明が3か所あります。設計打ち合わせを重ねる中で、「どこに」「どういう手法で」入れるかによって、見え方がまったく変わることを知りました。2年半暮らして、この3つの設計は正解だったと感じています。今回は我が家のパターンをそのまま紹介しながら、賃貸でも今すぐ試せる方法もお伝えします
我が家の間接照明、3つのパターン
① 折り上げ天井のライン状LED(寝室・2階パウダールーム)
主寝室の天井は折り上げ天井になっていて、その縁の内側にライン状のLED照明を仕込んでいます。折り上げ部分の下端に「アゴ」と呼ぶ縁を設けていて、ベッドに寝転んだときに光源が直接目に入らない設計になっています
夫に確認したところ、「アゴがないと横になったときに光源のドットが見えてしまう。折り上げ天井に間接照明を入れるなら、光源を隠す縁を作ることがポイント」とのことでした。設計段階でこの話を聞いて、我が家の寝室は南側と東側の折り上げ部分にしっかりアゴを設けました
2階のパウダールームにも同じ手法で間接照明を入れています。鏡を見たときに光が柔らかく回るので、肌の見え方が自然で気に入っています
このパターンの導入メリット
- 光源が直接目に入らないため、眩しさがなく目に優しい
- 天井全体がうっすら発光しているような効果で、空間が実際より広く感じられる
- 調光対応にすることで、就寝前に光量を落としてリラックスモードへの切り替えができる

② 人感センサー連動の家具下照明(玄関靴箱・1階トイレ)
玄関の靴箱と1階のトイレの棚には、棚板の下にライン状のLED照明を取り付けています。この2か所は人感センサーと連動していて、人が近づくと自動で点灯します
玄関は夜帰宅したときに、靴箱の下から床に光が落ちているのがとても好きです。スイッチを探さなくていい快適さは、毎日使ってみてはじめてわかりました。トイレも、夜中に入るときに天井の照明だと眩しすぎると感じることがあったので、センサー連動の棚下照明が足元をほんのり照らしてくれるのがちょうど良いと思っています
このパターンの導入メリット
- スイッチ操作が不要で、帰宅・夜中のトイレなど暗い中での動線に自然にフィットする
- 足元をほんのり照らす光量なので、夜中でも目が眩まない
- 人がいなくなると自動消灯するため消し忘れの心配がなく、省エネにもなる

③ 玄関のウォールウォッシャー
玄関ホールの折り上げ天井部分に、ダウンライトを少し間隔をあけて配置しています。これは「ウォールウォッシャー」と呼ばれる手法で、壁に向かって放射状に光を落とすことで、壁面が柔らかく浮き上がって見えます
光源の器具そのものにこだわる必要はなく、LED電球が交換できるタイプのダウンライトで充分と判断しました。器具の選定より「配置の間隔と角度」のほうが仕上がりに影響するということも、設計を通して学んだことのひとつです
このパターンの導入メリット
- 壁の素材やテクスチャを美しく引き立てる(塗り壁・タイルなど質感のある壁に特に効果的)
- 空間に奥行きと立体感が生まれ、ホテルのような落ち着いた印象を与えられる
- LED電球が交換できる汎用ダウンライトで対応できるため、器具の選定コストを抑えられる

テープライトを「そのまま貼る」だけではなかった
最初の打ち合わせでは、私はテープライトを折り上げ天井に貼ることをイメージしていました。でも夫から「テープライトをそのまま貼ると、横になったときに光源のドットが見えてしまう可能性がある。特に寝室の折り上げ天井では、アゴを設けて光源を隠すことが大切」という説明を受けました
テープライトそのものが悪いのではありません。どこに・どう使うかによって見え方がまったく変わるということです。我が家の寝室では、光源を隠せる設計ができたのでライン状の専用器具を採用しました。設計段階でこの話を聞けたことが、結果的に満足度の高い空間につながったと思っています
また、折り上げ天井への照明の組み込みは建築工事のタイミングでしか対応できないことがほとんどです。「後から入れたい」と思っても、天井を開けることが難しいケースが多い。新築やリノベーションを検討中の方は、設計打ち合わせの初期段階で照明計画を話し合うことをおすすめします
2年半暮らしてわかったこと
間接照明を入れてよかったと感じる瞬間は、夜のリビングから玄関を見たときです。ウォールウォッシャーが壁に光を落としているのが遠目にも見えて、家全体が静かに整っているような雰囲気になります。センサー連動の棚下照明も、毎日の帰宅のたびに「入れておいてよかった」と思う設備のひとつです
正直なところ、少し後悔していることもあります。パウダールームは4畳半ほどのコンパクトな空間なのですが、間接照明の光量が少し強すぎました。設計時は「明るいほうが良い」と思っていたのですが、実際に使ってみると、夜のスキンケアや化粧落としのシーンでは少し眩しく感じることがあります。調光対応にしておけば用途に合わせて絞れたのに、と思っています。次に家を建てるなら、パウダールームは必ず調光式にしようと思います
賃貸でも・今すぐでも試せる間接照明の取り入れ方
間接照明は建築工事が必要なものばかりではありません。手軽に試せる方法もあります
電気工事士の資格は必要?USB給電タイプなら不要
LEDテープライトには、AC100V(コンセント直結)タイプとUSB給電(5V)タイプがあります。AC100Vタイプは配線工事が必要になる場合があり、電気工事士の資格が求められるケースがあります。一方、USB給電タイプのLEDテープライトはUSBアダプターをコンセントに差し込むだけで使えるため、電気工事士の資格は必要ありません
棚の裏・家具の下・テレビ背面などに貼るだけで、手軽に間接照明の雰囲気を楽しめます。賃貸にお住まいの方にも試しやすい方法です。COBタイプ(光源が均一に広がるタイプ)は、点状の光源が見えにくく自然な仕上がりになるためおすすめです
棚下LEDバーで人感センサーの使いやすさを再現
我が家のパターン②のように「棚の下から光を出す」設計は、市販の棚下LEDバーライトでも近い雰囲気が作れます。センサー付きのタイプなら、コンセントに差し込むだけで人感センサー連動の間接照明が試せます
玄関・トイレ・クローゼット内など、スイッチを押す手間なく点灯してほしい場所に特に向いています。賃貸でも原状回復を気にせず設置できる製品が多く、まず小さな場所から試してみるのに良いと思います
まとめ
我が家の間接照明は、折り上げ天井のライン状LED・人感センサー連動の家具下照明・玄関のウォールウォッシャーという3パターンです。2年半暮らして、暮らしの空気感をつくっているのはこの間接照明だと感じています。まず手軽に試すなら、USB給電のテープライトや棚下LEDバーから始めてみるのも良いのではないでしょうか

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